税金について質問されたら・・・
税理士の勉強中と言うと、たまに友達から税金に関する質問を受けることがあります。
「ダンナの会社の年末調整があるんだけど、私が契約してる○○保険も控除されるのかな?」
「え、税理士の勉強してるの?じゃあさ、今契約書の印紙の件で悩んでるんだけど・・・」
「友達が起業してて、今年1000万円の利益が出そうで対策したいんだけど、やっぱり、ベンツ買うしかないのかなぁ?なんかいい案ないのかな?」
「・・・・・・・・・・・・。」
当たり前ですが、一般的には、「税理士の勉強している=すべての税金について満遍なく勉強してて、まだ勉強中とはいえ、シロウトよりはだんぜん詳しいはず。」と思われるのですね。
税理士受験中のみなさんはすごくわかっていただけると思いますが、私は法人・相続・消費選択で、選択科目でさえよくわかっていないのに、所得税についてはどシロウトなのです。さらに、印紙税は試験科目にもないし、ましてや、税金対策などの、答えが一つでない質問などわかるわけもないのです!!
一時は、こういう質問に少しでも答えられるためにも、自分の勉強のためにも、日経新聞の“かんたん税金入門”のような記事があれば目を通すよう心がけていたのですが、今勉強している法人・相続だけで、既に、自分の頭の〝税金を理解するための容量〟をオーバーしているようで、他の税金についての記事を読んでも頭が拒否してしまいました・・・
上記の友達たちはみんな軽い気持ちで聞いてくれただけなので、私も適当に答えてしまったのですが、やはり、「いやぁ、税理士試験というのは5科目選択制で、印紙税は科目に入ってなくて、私は所得税は選択してなくて、一回年末調整やったことがあるだけで詳細はよく知らないんだ。」などと言うのも、“使えない人”感が漂っていて、ほんとは避けたいですよね。
質問に対する答え方というのは、とても重要なことだと思います。今回の質問についても、まずちょっと自分で考えてみる・わかりやすく丁寧に答える・相手にとってはどうでもいい自分の事情は話さない、など気をつける点はたくさんあります。いざ税理士になったら、知識を売る仕事なので、“これは無料では教えられない”“うまく話をもっていけば仕事取れるかも”などの観点も考慮して答えていかないといけないでしょう。
私はとても苦手でなかなか上手にできないですが、税金についての質問に限らないことですが、何か聞かれたら的確に答えられるように心がけたいなと思いました。
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コメント
こんばんは。
私の場合、会社の同僚達には、ごく一部を除き私が受験生であることを話していません(←税理士試験の仕組みをなかなか理解してもらえないので、話すのが面倒なのです)。
ですから、仕事上税金についての問いあわせを受けることがないので、助かってます。
でも、仮に税理士有資格者になったときに、受験勉強していない税法の問い合わせについて、それわからないなんて、口が裂けても言ってはいけないことだとは自覚しております。
ですから、nekoさんのおっしゃる「気をつける点」は、とても大切なことだと思います。
投稿: たなしん | 2006年3月 1日 (水) 22時50分
たなしんさん、こんにちは。
私自身は、超省エネOLだったので、質問にちゃんと答えたりするのが苦手なのに、文章だけ大きいことを書いてしまって恐縮です…
もし税理士有資格者になったときは、その心がけを忘れないようにしたいと思います!
投稿: neko | 2006年3月 3日 (金) 09時01分